口コミ(クチコミ)が邪魔をする
Amazonである書籍を買おうかどうか迷いつつカートの中にずっと放置しているものがあって、まあそういう書籍やCDやらが40近くカートに長い間入りっぱなしなんだけど、今日改めてその書籍を買おうかなと思ってレジに一旦は進み、でも結局途中でやめてしまった。Amazonのカスタマーレビューが邪魔をするのだ。悪いレビューが並んでいるのではない。むしろ好意的なレビューばかりだ。合計8件のレビューがあって、平均星4つ半。でも、そのレビューが気にかかる。
「ベスト500レビュアー」と「ベスト1000レビュアー」が1人ずつ、それなりに高評価のレビューでどちらも星4つ。それ以外は星5つのレビュアーが5人と星4つのレビュアーが1人。正直に見れば、たぶんいい本だ。正直に見れば。
Webの仕事をしていると、普通にサイトを眺めていても「ああSEO対策しているなあ」とか「ああ色々やってるねえ」とか、制作者側(運営者側)からの視点で見てしまう。いわゆる職業病のようなもの。もちろん、Amazonでも穿った(うがった)見方をしてしまう。
今回買おうと思っていた書籍の場合、8人のレビューのうち、7人のレビューに3月3日から3月5日までの日付が入っている。そして、レビュー数が1つだけのレビュアーが4人、レビュー数が2つのレビュアーが1人。これを「自然な口コミ(クチコミ)」と見るか、あるいは「意図的な口コミ」と見るか。
クロッシングフィンガーズの石田さんが「SEOが邪魔」と書いていた。SEO対策をして検索上位に表示されているサイトが、逆に胡散臭く見えるという。とても同感だ。
もちろん検索するものの種類にもよると思うが、SEO対策が蔓延してきてしまった結果、逆に検索結果上位に対する信頼が失われたような気もする。
見出しをHタグで囲むとか、キーワードを適度にちりばめるとか、そんなことで上位に来ているサイトに信頼が持てない。
欲しいのは、他の人たちの口コミ情報の方だ。
その「口コミ」さえ胡散臭く見えてくる。「口コミ活用の参考例」として挙げられることの多いAmazonのカスタマーレビューだけど、言ってしまえばいくらでも操作できる。石の中から玉を見つけるのはホント難しい。
実はその書籍は本屋さんでパラパラ程度に立ち読みしたんだけど、ちゃんとそのとき読めばよかったなあ。要は自分を信じろ、か。
コメント
うーん口コミも胡散臭いものも多いですね。近頃はサクラ業者が大繁盛していますし。
最終的に信じられるのは、やはり自分の「目」しかないのかもしれません。
Web 2.0のTrustの実現は、まだまだ先のことかもしれません。
Web制作を請け負っている立場の人間として、お客さんに「SEO対策をしましょう」だとか「口コミが育つ土壌を作りましょう」だとか言っておきながら、片やユーザーの立場としてそれらを胡散臭く感じることがあるというのは、もどかしくまたジレンマだったりします。
確かにリアルなものを含めて口コミには「仕掛けられた」ものが多いのもわかっているのですが、昔は「プロ」が「練り上げて仕掛けた」ような感じだったのではないでしょうか。それが、インターネットが普及してアフィリエイトが一般レベルまで達して、その結果嘘っぽく平べったい口コミが散乱している、といった印象を受けます。
まだまだ検索エンジンをちょっと触っただけでは、本当の情報にはなかなか辿り着けないんでしょうね。
http://www.keiyu.com/cf/archives/2006/03/09/post_29.html
ところでマキタニ様、袖触れ合うも他生の縁、東京近郊にお住まいでしたら、3/17(金)のクロッシングフィンガーズのオフ会、いかがでしょうか。まだ参加者を募集しておりますので。
アフィリエイトは現在進行形で僕もやっていますが、オススメでもなんでもない手当たり次第の商品宣伝だけのエントリーを見たりするとげんなりします。